アオテアロア(ニュージーランド)〜白雲のたなびく島〜
ニュー ジーランドに初めて到来した民族は、今ではその場所も確かではありませんが、ハワイキと呼ばれる故郷から航海してきたポリネシア民族だと言われています。 最初に遠征がなされたのは紀元950年頃のことで、クぺの名で知られている酋長の指揮の下でなされ、クぺは新しい土地、アオテアロアまでの航海図を持ち帰 郷しました。1150年に再び遠征がなされ、続いて1350年に七そうのカヌーに乗り移住民がアオテアロアに到来しました。マオリ民族は、先祖達が乗って 来た七そうのカヌーはタイヌイ、テ・アラワ、アオテア、トコマル、タキティム、マタアテゥア、クラハウポという名だと明らかにしています。
立 派な彫刻の装飾が施されたマオリ村の表門に近づくと、タイアハの槍を振りかざした厳しい顔つきのマオリの戦士が守衛をしています。戦士は手にある彫物、あ るいは小枝を訪問者の足もとに置きます。訪問者がそれを拾い上げれば、友好的な訪問者であることを意味しますが、拾い上げなければ、戦いを意味します。友 好的な訪問者のみが歓迎され、中に入ることを許されます。
庭 の反対側では、若々しいマオリの学生達が、マオリの踊りに使われるポイボールの遊び方を教えています。又、ワレ・プニと呼ばれる家族用の住居の前では、女 性達が赤、白、黒の三色の糸を使ってマオリの男女が衣服にして着用する珍しい模様の布を、織っています。マオリ村では、この模様の意味、織り方、そしてマ オリの芸術的な入れ墨についてのデモンストレーションがあります。
誇 り高い古代の勝利者、マオリの民族は、その戦術、道具についてもその知識を喜んでお客様と分かち合います。ラグーンの傍らの小屋は、彫刻師の仕事場で、職 人たちが先祖代々伝わる方法で木彫りをしています。そこから少し奥に行くと、戦士40人乗りの壮大な戦闘用カヌーが置いてあります。このカヌーは、驚嘆に 価する船としてだけでなく、優れた美術品でもあります。

