マーケサス 〜時で閉ざされた島〜
未開発で、もの寂しい10の諸島、ヌクヒバ島、ウアフカ島、ヒバオア島などには、波が押し寄せ、風が吹き荒れています。この諸島の中4つは未だに無人島です。マーケサスに住んでいた古代の谷間に住む民族は、山脈地帯と海域によって分離され、妬み深く好戦的な人達の住む小さな島国を築き上げました。しかし、マーケサス民族の木工美術は非常に魅力的です。美しい器、うちわのとって、堅い木で作られ、デザインで装飾された戦闘用の棍棒、印象的なティキなどの木彫りの美術を残しています。
失われた文化は今ここに復活したのです。センターの学生達は初期の記録を研究し、老人達に旧い時代の生活について聞いたりマーケサス文化の保存に努力しました。ポリネシア文化センターのマーケサス村は、以前は単なる展示物があるだけの村でしたが、今では生活のある、生き生きとした場となっています。 ここを訪れた人達が印象的なサンゴを材料に使った建造物の陰でリラックスしていると、活力に満ちた豚狩りのダンスと音楽が過去から甦ってきます。古代を思わせる太鼓の響きと共に、鳥の羽根と赤い腰布をまとった狩人が表れ、狩の時の勇気と狡智を披露します。一旦狩りに出ると彼らは収獲無くして、酋長の家であるハレ・ハカイキへ引き返すことはありません。 マーケサスの入れ墨は消すことのできない植物性の染料を使い、肌に複雑な模様を彫り込みます。男性は15才〜20才、女性は7才〜12才ごろに入れ墨をすることになっていたそうです。

